16性格-認知機能

内向的直感(Ni)過去・現状から「未来」を予測する人

2023年4月27日

【ユング心理学】内向的直感(Ni)の特徴と性格

内向的直感(Ni)
(Ni)略=Introverted Intuition

内向的直感(Ni)の特徴

・未来を予測する
・複雑なことをイメージで理解することができる
・見えない部分を直感的に理解できる
・本質をとらえようとする
・妄想の世界に入り浸る
・言語化が不得意で説明下手
・現在をないがしろにしがち
・突然何かにひらめく
・24時間思考
・ぼーっとしているように見える
・格言が思い浮かぶ
・対立する双方の落としどころを見つけられる
・誰かが話している途中で妄想が横入りしてくる

内向的直感Niを持たない人に対してこの心理機能を説明することは非常に難しいです。

Niの最大の特徴は、複雑な事象や隠れた真理をイメージだけで抽象的に理解できるところです。

イメージで理解していますので、その複雑なことを「言語化して説明しろ!」と言われると途端に説明下手なポンコツになります。

それゆえに、Ni型はテレパシーで意思疎通できる世界になるととても頭の良い人に映るでしょうが、残念ながら化学はまだそこまで進んでいないのでNi型は傍から見ると口下手で変な奴と思われてしまいます。

Niが強い人は他の人が見逃してしまうようなちょっとしたことからでも結論を導き出すことすらできます。

説明下手とはいえ時間をかけて文章にするときちんと伝えられます。

なので普段あんまりしゃべらない割にLINEやメールだとやたら長文になる傾向があります。

Niが強い場合疲れを感じやすく、常に省エネ状態で動いておきたいと考えるため、戦略的に少ないエネルギーで効率の最大化を考え始めます。

「現在よりも未来で楽をするために」という視点で思考します。このNiが強いひとは今現在を楽しめなくなってしまうほど強い未来思考になります。

そのためNiは過去・現在から未来を予測する能力に優れています。

目標達成能力が高い傾向にあり

Niを強く持つタイプは総じて目標達成能力は高いです。

イザベル・ブリッグス・マイヤーズというMBTIを確率させた学者がいまして、その人がペンシルベニア州にある高等学校を対象に3500人の生徒の知能指数と目標達成率を調べたデータがあります。

そのデータを見るとNiを強く持つタイプは目標達成能力が異様に高いという数字が出ていますので間違いないです。

1位 INTJ メインの認知機能(Ni)
2位 INFJ メインの認知機能(Ni)
3位 INTP
4位 ENTJ 補助機能(Ni)
5位 ISTJ
6位 ISFJ
7位 ENFJ 補助機能(Ni)
8位 INFP
9位 ENFP
10位 ENTP
11位 ISTP
12位 ESTJ
13位 ESTP
14位 ISFP
15位 ESFJ
16位 ESFP

内向的直観(Ni)が強いタイプはNJ型

内向的直観(Ni)が強いタイプはNJ型で「INTJ INFJ ENFJ ENTJ」になります。

NJ型の主な特徴としては、他人から見るとなんか気難しくて怖い人と映ることも多いです。

これは、Ni特有の常に様々な視点から物事を観察することができ、その状態になるためには周囲の雑音を遮断して常に一人で考える必要があるため、人と距離をとる場合があるからです。

内向的直感(Ni)を第一機能(メイン機能)に持っているMBTI

メインの認知機能として内向的直観(Ni)を持っているMBTIは「INTJ」「INFJ」です。

どちらも一人の時間が必要な性格であり、一人の時間が必要なのはNiによる認知機能を持つためです。

内向的直感(Ni)を第二機能(補助機能)として持っているMBTI

第二の補助機能として内向的直観(Ni)を持っているMBTIは、「ENTJ」「ENFJ」です。

メインで使っている機能ではありませんが、Niを補助に持っているため理解力に優れている場合があります。

内向的直感(Ni)の長所と短所

長所

何かをしているときに突然点と点がつながって、突然理解できる
ベストアイデアが「ピーン」と思い浮かぶ
未来に何が起こるか予測できる
相手が何をしたいか直感で分かる
独創性がある

Ni型が強いとあるとき突然アイデアの神がおりてきて、すさまじいアイデアがひらめく時があります。

NIのイメージ力は複雑で理解できないようなことでも、あるとき突然「点と点が合わさって線になる強烈な瞬間」を味わうことができます。

この瞬間の「わかった!」という強烈な感覚はNi特有であり、

感情を表にだして喜ぶことはありませんが、心の中では強烈な感動を覚え心躍ることもあります。

このひらめきによる力はNi特有の最大の長所でもあります。

短所

集中するべき時に集中できない
説明がへたくそになる
理想主義が過ぎる
些細なことにストレスを感じる
現在よりも未来

Niが強くなると相手と話しているときに何か別の想像が横入りしてきて、もう一度聞きなおしてしまったり、

「なぜこんなこともわからない?」と相手に対して些細な事でもイライラしたり、かといって自分もイメージで理解しているため相手にうまく伝えらずストレスがたまったり

常に未来思考なため「疲れやすくボーっとしており」例え、きれいな風景を見たとしても、あまり感動できないようになるかもしれません。

まとめ

Niは人類が発展する中で必ず必要とされた認知機能で、仮にこの機能をだれも持っていなければ

近い未来に起こるであろう出来事を忠告する人がいなくなるため、人類はすでに滅亡していたかもしれません。


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