MBTIではしばしば「ENTJ」が最強と言われることがあります。
最強と言われている理由を認知機能をもとに解説していきます。
ENTJが最強と言われる理由

ENTJは外向的思考(Te)をメイン機能、第二機能が内向的直観(Ni)、第三機能が外向的感覚(Se)、劣等機能が内向的感情(Fi)になります。
それらすべての要素がENTJが最強と言われる理由になる働きをしています。
第一機能「Te」メインの外向的思考を持つから
ENTJのメインの機能は、外向的思考(Te)になります。
ENTJ自身もこのTeの機能にたいして信頼性と自信を持ってます。
このTeが圧倒的に優れているのでENTJは最強たる所以かもしれません。
外交的思考(Te)とは?
・理論や原理原則を思考し、ベストで効率的な決断を行う
・行動的でリラックスすることとは無縁
・対人スキルや人間関係を円滑にすることができる
この機能によりENTJは圧倒的に対人スキルが発達していて、口論でもほとんどの場合負けませんし
ENTJ自身が口論が好きな傾向にあるので、他人からは強い人、頼れる人と思われやすいです。
逆に対立した相手からは怖い人、高圧的な人と思われがちです。
第二機能(補助機能)として「Ni」の先見性を持つから
ENTJの第二機能「補助機能」は、内向的直観(Ni)になります
このNiは簡単に言うと複雑なことを理解できる思考力です。
NiをもつMBTIは複雑で絡み合った事象でも思考力で物事の真理まで到達することができます。
内向的直観(Ni)とは?
・複雑に絡み合った事象でも、その思考力で裏側まで見通せる
・無意識にひらめきやアイデアが思い浮かぶ
・次に何をするべきか、どうするべきかが直感的にわかる
そして、優れたENTJはメインのTeとNiを高いスキルで持ち合わせるので、
圧倒的対人スキルと思考力で他人より有利な条件を取り続けることができます。
その名声は離れた距離にいたとしても伝わっていることもあります。
もちろんENTJによって能力が高い低いがあるので一概には言えません。
第三機能(代替機能)「Se」の行動力をもつから
ENTJの第三の機能は外向的感覚(Se)です。
この代替え機能とは内向的直観(Ni)が有効に働かない時に「Se」が作用されます。
「Se」が有効だと周囲の雰囲気を5感で感じ取り、空気を読むことができます。
つまりENTJは人がたくさんいる場所やしゃべるシーンなどで「Se」が表に出てきます。
外向的感覚(Se)とは?
・周囲の空気を読むことができる
・どのシーンでどの話題をするべきかわかる
・コミュニケーション能力がある
・運動神経が良い
それによりENTJは人間関係を円滑にしたり、人をまとめ上げたり、話題の中心人物になったりすることが多いのです。
第四機能(劣等機能)が「Fi」で感情的にならないから
ENTJの「劣等機能」は、内向的感情(Fi)になります。
ENTJは、この機能が最も未発達で、ENTJが嫌いな人はこの「Fi」機能を持っている人です。
逆に「Fi」機能が有利な人はENTJの人の「心情を察せないこと」自体が理解できず嫌われます。
ENTJの「Fi」の劣等機能がデメリットになることもありますが、ENTJに限っては「Fi」が劣等機能であるからこそ最強だと思われる所以でもあります。
内向的感情(Fi)が有利だと
・自分がどのように感じるかで物事を判断する
・人のささいな行動や言動からそれが嘘かどうかを見抜ける
・他人に対する働きかけは弱い
・共感力が強く、共感できないとしても相手の立場を理解しようとする
・人の気持ちを察する能力がない人は理解できないこともある
内向的感情(Fi)が有効な人は、一言でいうと相手の感情の変化を読むのが得意な人です。
ENTJにおいて、この感情的な機能が未発達なことは逆にメリットになる場合もあります。
感情と思考を切り離して考えられるため、
どんな状況でも感情を抜きにした優れた判断をすることができます。
とはいえFiが劣等機能だと、相手の感情がわからないことになることも多く
冷たい人と思われるデメリットもあります。
まとめ
ENTJは外向的思考(Te)をメイン機能、第二機能が内向的直観(Ni)、第三機能が外向的感覚(Se)、劣等機能が内向的感情(Fi)
これにより、戦略的思考とカリスマ性のある高い対人スキルで組織の中では、
かなり目立つ存在になることが多いです。
さらに劣等機能がFiなので、反対意見に対してわりかしズバズバと議論で物申すことができ、
傍から見ると口達者で怖いもの知らずの強い人と思われることが多いです
このように対人スキル、カリスマ性、戦略的思考によりENTJは最強と言われることが多いです。